大学院を出て半年ほど過ぎ、ふと考えたこと

仕事も忙しくなってきて、社外でも色々と交流があり、という毎日。
しかし、ふっとあまり予定の入ってない連休を迎え、なぜか気持ちが沈んでなんもできずに時間が過ぎた。


うーん、めんどいなあ自分。。とか思いつつ、連休3日目を迎え、とりあえず筋トレとランニングで汗を流し、部屋を掃除する、という作業で修正を試みた。


体調もよくなり、部屋も片付いて、なんとなくわかったのは自分が少し余裕を失っていたんだなあということ。


生活の余裕とかもそうなんだけど、他人への感謝とかその辺が欠けていたように思う。
もっとガンバラネバみたいな気持ちに追われてると、今まで自分を成長させてくれた人への感謝とか、その人が与えてくれたものが見えなくなる。


卒業の時に研究室の先輩がくれた言葉とかを見返しながらそう思った。


研究の世界には、閉鎖的な雰囲気とかいろいろ嫌なものもあった。
でも、研究室の人たちは、異分野から来てなんもできなかった自分に、実験の仕方や研究の進め方を教えてくれ、研究に対する姿勢を学ばせてくれた。
向上心のある素敵な人ばかりだった。
本当に感謝している。


新しいテーマを立ち上げ、一緒に議論しながら研究を進めた経験は、今も確実に役立っている。
東大だろうがどこだろうが、大学院を出ること自体の価値はそれほど感じないけど、その過程で何かに本気で取り組んだ経験は、次に生きると思う。


そして、シリコンバレーカンファレンスの人をはじめ学外の人との交流が深まり、いろいろと視野が広がった。いろんな人が今の自分をつくってるんだなあと思う。


焦っていると、自分を変に大きく見せようとしたり、自分を過度に責めたりしてしまいがちだけど、そこからは何も生まれない。


いまの自分に何があって、それは誰のおかげか、ということを忘れないよう自分をメンテナンスしながら、自分の課題を少しずつクリアしてゆきたい。



ごく当たり前のことを確認した休暇でした。
自分と関わってくれてる人たちに感謝してます。