進学と就職と志向性

と、ヨレヨレのYシャツと私。
最近はだいぶ就職活動が忙しくなってます。


早いところは面接も始まったし、さほど早くないところもエントリーシートの提出や説明会への参加は必要になる。


就活を通して得られる情報や人との関わりはとても魅力的だけど、研究に使う時間が削られることへのフラストレーションも溜まっている今日この頃。

そんな中、今日は久々に同年代の人と少しじっくり研究の話をする時間があって、研究の面白さを再確認した。
そんじゃなぜ就職するんかな、自分は。研究も未熟なりに好きなのに。と改めて考えてみて、志向性の違いかな、という結論に。


仕事で何を目指すか、何に一番やりがいを感じるか、という志向性が仕事を選ぶ上ではやはり大事かな、と思う。
で、博士課程の研究者という仕事*1で重要なのが
「自分で研究テーマを見つけ、それをストーリに仕上げる能力」
だと思う。
そう考えると、「新しい分野を開拓したい」「自分の世界を確立したい」といった志向性がある人に向いているのかな、と思う。もちろん色んな方向性があるけど。


で、僕自身はどんな志向性が強いのかな、と考えると「人の役に立って、感謝されたい」という気持ちが、恐らく一番強い。研究室で仕事をしていても、先輩の手伝いできちんと成果が出せた時にすごく嬉しい。もちろん自分で切り開きたい気持ちもあるけど、それに一生を捧げるほどのものはないかな、と思う。


研究が好きという面も合わせて、最近は実験装置の製作や制御に関わる仕事に惹かれている。情報技術の面から支えるITコンサルなどの仕事も気になる。
必要な知識は今の専門と全く異なるけど、新しい能力が身に着いて自分が変化する過程は好きなので、自分の努力と会社の意向次第で何とかなる。‥と踏んでいる。

バイオ関連も受けてるけど、専門がバイオ一本の人は余っているわけだし、前向きに転向するのは悪くない。
ウェブ時代をゆく』でいう「けものみち」を歩くことになるんだろうか。


コツコツとスキルアップし、最終的に研究者や開発者の要望に応える仕事のできる人になれたらいいな、というイメージをもちながら、業種や会社を選別している。自分の適性を見極めつつ、決まったらそこで必死にやってみるしかないなと思ってます。


書きながら気づいたけど、研究が好きというより面白いことが好き。で、自分が面白いと思うことをやってるひとが好き。だから手伝いたい、そのために必要な技術を磨きたい、ってことかも。そんな考えから、面白い人の集まりそうなシリコンバレーに行ってみたいと思ったのかな。
なかなか適当でよろしい。


時間を使ってしまったが、ひとつの自己分析ができたかな。

偏った考えかもしれないので何かご指摘とかあれば是非お願いします。

*1:学生という身分だけど、国から研究費が出たりするのを考えると、社会的な意義をもった仕事だと思う。もちろん修士過程も。そういった意識が当事者にも世間にもあった方がお互いにメリットがあると思う。